終わってみれば2-1の勝利。結果こそ勝利しているが試合運びや内容はそこまで良いとはいえない。序盤はどちらかが主導権を握っているわけではなく、五分五分もしくは少しだけ鹿島が優勢かなぐらいだった。しかし、樋口の技ありのゴールで見事に先制点を奪うことができた。まさにゴールへのパスで決して強いシュートではなかったが、低い弾道でサイドネットに吸い込まれた。直前にピトゥカがシュートを打ちたくても左足のコースを切られていたために、樋口にパスを出したが、樋口は利き足でない左足で結果を出した。あらためて樋口のキックの上手さを見せつけられた。これで主導権を握ることができた。前半のうちに追加点がほしかったが、あまりチャンスはなかった。しかし、垣田のヘディングは決めたかった。垣田はチャンスに絡めてるのでおしいじゃなくて決め切らないと、序列が下がりかねない。せめてシーズン5ゴールは決めないといけない。
後半は立ち上がりから中盤まで相手を押し込んで攻めていた。ボールを奪われてもすぐに奪い返し、セカンドボールの回収も早かった。しかし、なかなか決まらない。嫌な感じがしていたら、案の定、相手の若手にゴラッソを決められた。そこまで緩い守備ではなかったが、一瞬シュートコースを開けただけでゴールにねじ込まれた。これはしかたがない。相手を褒めるべきだ。これで完全に相手に流れが渡った。なんとか耐えて、こちらは交代選手の藤井や知念で反撃を試みた。すると、藤井がエリア内でファウルをもらいPKを得た。相手の不用意なファウルではあるが、ファウルはファウル。ラッキーだった。知念の久しぶりのゴールで勝ち越した。知念のPkはうまかった。ただ、前節でも述べたように知念の生かし方には疑問が残る。今回もチャンスに絡むどころかシュートすら打っていないように思える。そして、勝ったはいいが、後半の自分たちの流れの時間帯に1点もしくは2点取れるぐらいの攻撃がみたかった。後半に先に1点でも追加点を奪えていたらほぼ勝ちが確定していただろう。ビルドアップも少しずつ良くはなっているが、最後フィニッシュまでは至っていない。たまにはきれいに崩したごゴールも見てみたい。
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