鹿島対川崎フロンターレ

前半5分で先制するという理想的なゲームができただけにショッキングな逆転負けで多くは鹿島サポーターは落ち込んだに違いない。私もその一人である。先制点が早すぎたということと相手が川崎ということで多くの時間を相手にボールを握られたが、我慢強く守備ができていた。結果的には負けはしたが、もう一度落ち着いて試合を見返したところ失点以外はそこまで守備が悪いとは思わなかった。1失点目の89分までシュートは多く打たれていたが、枠内シュートはほとんどなく決定的なチャンスは作らせなかった。特に優磨はアンカーのパスコースの切り方が秀逸でシミッチを自由にさせなかった。対照的に失点シーンはいつくかのミスが絡んでいて失点するべくしているとしかいいようがない。まず一つ目の失点は明らかな垣田のクリアミス。ボールを地面に叩きつけてしまい、大きくクリアできなかった。そのこぼれ球を家長にバイシクルでクロスを上げられた。前線の主力を下げた川崎だったが、相性の悪い家長はしっかり残してきた。鬼木監督の采配が当たり、家長がクリアミスを見逃さず、きっちりとバイシクルでボールをミートするあたりはさすがの一言。クリアミスした時点からはどうしもない。1-1になった時点で私は引き分け狙いでよかったと思う。川崎にはアディショナルタイムに逆転されることが多い。そして、先制してから完全な守備モードだったところから引き分けにされた途端攻めるのは大きなエネルギーが必要である。そう考えると残っている時間はそう多くないのでそのままの守備モードで最低限の勝ち点1をとることを選ぶことも選択肢に入れてほしかった。2失点目はまずボールの取られ方が悪すぎた。松村はスピードで相手を振り切りたいのはわかるが場所と時間を考えてほしかった。明らかな判断ミス。しかし、前もって引きわき狙いであることを伝えていたら、サイドに大きくクリアできていたかもしれない。また。ボールを取られたあともミスが続いた。相手のクロスに対して、早川が出てパンチングしようとしたにもかかわらず、できなかった。荒木の肩でのブロックも荒木の表情と一番近くにいた川崎の選手の様子を見るとハンドでなないかのように思えた。しかし、明確にハンドではないとも言い切れず、ハンドの判定は妥当にも思えた。しかし、仮に荒木が腕を組んで肩でブロックしていたらハンドにはなっていなかったかもしれない。多くのミスが絡み、ここでも失点するべくしてしているように感じた。やはり、判断ミスも含めて簡単なミスをなくしていくことが勝負には大事である。特に苦手な川崎には勝ち点十分だった。

 ポジティブな面もあった。守備面は昨シーズンよりも固くなっている。川崎相手にここまで守れたなら他チームにも十分守れるとはずだ。ただ、主力が下がる後半終盤にどこにだれを配置するのかはもっと考えないといけない。どうように守ってカウンターするのかなどの絵がまだチームとして描けていない。試合は90分あるので最後をどのように締めるのか、今回は高い授業料を払ったのでどうにかいかしてほしい。

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