2022鹿島アントラーズ CB編

まさか町田、犬飼の両方が抜けるとは思っていなかった。特に町田はなかなか芽が出ず長い時間を使って育ててきた。そしてようやくモノになったと思った矢先での移籍。正直いうとクラブとしては即戦力を補強する手もあった。だがそれをせず手塩にかけて育ててきた。移籍するのは選手の自由だがせめて今シーズンはいてほしかったし、タイトルを一つは鹿島にもたらしてほしかった。個人的には町田さえ残っていればほぼ完璧の選手層、編成だった思う。代わりに来たのがキム・ミンテ。そこまでプレーをしっかりみたことがないので評価はきっちり90分見てからにしたい。おそらくスタメンはミンテと関川。3番手争いが林とブエノ。まだまだ経験不足の林とプレーに波のあるブエノ。そうなるとスタメンでは物足りないが3番手として犬飼がいてくれると安心できたがそうはいかなかった。2019年のブエノだと期待できるが昨シーズンの福岡戦をみるとなかなか難しい。関川が急成長しているのだが年間通してのプレー経験がなく計算しづらい。やはりしっかりとした柱が一枚もいないのは不安でしかない。もし関川が出られない場合はミンテとブエノでも私はありだと思う。CBに外国人枠2枚使うのは気が引けるが、私はアラーノとエヴェラウドを使う必要はないと思っているのでミンテ、ブエノ、スンテ、ピトゥカ、カイキのちょうど5枚になる。今年の編成で一番の懸念点がこのCB。一人ケガもしくはコロナになると紅白さえできない。もしかしたらシーズン中の補強もあるのか。やはり町田には一年待ってほしかった。そうすれば関川が一人立ちできていただろう。犬飼と町田抜けて痛いのはカバーリングタイプのCBがいないことだ。ミンテ、ブエノ、関川、林だとどちらかと言うとみんな1発で行きたいタイプだと思う。なので常時スタメンでなくてもいいベテランのカバータイプが1枚いるとちょうどいいはず。ベテランではないが名古屋の木本とか狙い目だったと思う。

編成についてはこれぐらいにして個々で見ていきたい。まずは関川。昨シーズンは犬飼がケガで離脱するとその穴をきっちりと埋めた。私は既に犬飼を超えつつあると感じた。それでもまだ21歳と若く成長の余地はありもっと覚醒しそうだ。昌子、植田と比べても成長スピードは関川のほうが早い気がする。ロングフィードや縦パスにどんどんチャレンジして失敗を恐れないのがいい。仙台戦で魅せた荒木への縦パスは素晴らしかった。荒木から上田につながり惜しくもシュートは外れたがあれは上田は決めないといけない。あんな縦パスがもっとみたい。エリアの騎士でいうトマホーク。知らない人はすみません。あまり中央から崩すことはない鹿島だが、CB→トップ下→FWへと一直線状にボールが進み何のムダもなくあのスピード感にはワクワクした。確実に今年は飛躍を遂げるシーズンになるはずだ。

次に林。大卒一年目からまずまず試合には絡んだが大きな爪痕は残せなかった。初めて見たときはいいなと感じたが見ればみるほどボロが出てきた。ディフェンスは経験がモノをいうので去年得た経験をもとに今年は奮起してほしい。ただ、林は大卒なので悠長なことは言ってられない。今年は2年目なので勝負の年になる。個人的には3年はみてほしいが今年結果を出せなければ出されるかもしれない。好きな選手なのでリーグ戦20試合ぐらいは出てほしい。

最後にブエノ。出場したのがリーグ戦では福岡戦だけで0-3の敗戦。後味も印象も悪すぎた。相方が林というのもあったと思う。相手のシュートが運良く入ったのもある。試合勘のこともある。いろいろ考えたがあの日はブエノの日ではなかった。それだけは言える。年に一回ぐらいはああいう日もあるので気にはしていない。2019年のブエノを知っているので実力があることはわかっている。カバーリングタイプと組まして好きにやらせてあげたいが今年は町田も犬飼もいない。これはブエノもそうだが、チームとしても考えないといけないが、とりあえずコンディションを整えて競争に入れる状態になってほしい。なぜかザーゴの構想には入らなかったが、レンタル先でもあまり試合に絡むことができず、実戦経験が乏しくなったのが痛かった。今年はガンガン試合にでてほしい。

ミンテは省略します。

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