鹿島対湘南ベルマーレ

前半とはうって変わって後半は怒涛の3ゴールで快勝した。たしかに結果に文句はないが前半はゴール期待値0.09と全くゴールの匂いがしなかった。ポポヴィッチが前半からしっかり修正したといえば聞こえは良いが前半の内容が悪いと先制される確率が高まる。先制されるとどうしても勝率が下がるのがサッカーというスポーツ。前半から圧倒できるサッカーが見たい。今節もチャブリッチと藤井は控えに置いた。前節でも仲間、名古がスタメンで勝利を収めたため妥当な采配である。日本の夏に慣れておらず後半にガス欠を起こしていたチャブリッチのスーパサブ起用は頷ける。ただ、ガンバ戦では投入が遅くもっと早く入れてゴールを奪い、とどめを刺してほしかったので今回はどうなることかとみていたが、前半の内容からチャブリッチを後半頭から入れてきた。この選択がばっちりとハマった。後半5分にコーナーからのこぼれからのパスを頭でシュート打つかと思えば優磨へのパス。豪快ヘディングでゴールに押し込み先制。その12分後には名古のフリーキックから優磨が抜け出しドンピシャで難なく2点目。その4分後にはキーパー早川からのロングフィードを優磨がサイドでトラップからの左足クロスからのチャブリッチの豪快ヘディング。早川のボールキャッチから約10秒でのゴール。センターサークルからチャブリッチのフルスプリントの速さには誰も驚いたはずだ。結果的には3人でゴールを奪ったが関与しなくても関与しようとゴールまで動こうとする選手がほかにもいれば鹿島はもっと強くなるだろう。

気がかりなのは樋口だ。スタメンに出続けてはいるもののゴールには絡めていない。去年は多くアシストを残したセットプレーでキック精度も最近はいまいちである。名古がセレッソ戦に続きフリーキックで2度目のアシストをしたが現状名古がコーナーのキッカーを務めたほうが良い気がする。樋口は足元が上手く運動量も多い。連続してプレー続けられる。また、セットプレーでもキックもずば抜けていたが、先ほど申し上げたとおり、今シーズンはキックがいまいちである。そしてボランチとは違いトップ下やサイドでの起用が多いが攻撃面ではそこまでボールが収まらずフィジカルも弱い。現状名古のほうが上と私は判断している。セットプレーでもキックも樋口ではなくて良いとなるとスタメンで出る意味はない。ボランチ適正ではあるが、今の佐野、知念コンビが上手くいってるのでそこも難しい。サイドバックをしてもみてもおもしろいかもしれない。これから過密日程も出てくる中でボランチ起用してうまく回していくのがっベストだと考えられる。

ポポヴィッチは2列目以外はほぼ固定している。シーズンも中盤に差し掛かり、過密日程も増えてくる中でもっと多くの選手を使わないと疲労でのパフォーマンス低下やケガのリスクが高くなる。3点目入った時点で優磨をもっと早く下げるべきだった。中2日での柏との試合がある。すこしでも体力温存させるべきだった。そして、出場させるなら藤井ではなく垣田ではないか。これ以上点をとる必要はないし、前線から追い回せる垣田ほうが良かった。藤井は適度に試合にでているが、垣田はほとんど今シーズン試合に絡めていない。これから過密日程になる中でほとんど試合にでていない選手は試合勘がつかめておらず急に出てもハイパフォーマンスは期待できない。この3点差あるところで約30分プレーできればならし運転にもなったはずだ。ここでの藤井の起用の意図はよくわからなかった。とはいえ下位の湘南に勝利し2連勝。柏に勝って3連勝してゴールデンウィークを締めくくりたい!

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