勝つには勝ったが負けるのが当たり前で勝ったのが不思議で奇跡に近い試合だったなと思う。とても複雑な気持ちだ。正直、前半は完璧な内容だった。久しぶりに完全にゲームを支配していと思えた。序盤に先制点を奪えるとセンターフォワードの優磨が縦横無尽に動き素晴らしいポストプレーを披露した。2018年のよな動きで表情からも実に楽しそうにプレーできているのがうかがえた。仲間の斜めのランニングや師岡のアグレッシブのプレーでいつでも追加点がとれる雰囲気が漂っていいた。しかし、チャンスはあるものの結局追加点はとれず前半終了した。支配率や枠内シュートも圧倒しデータを見ても前半の内容は文句なしだった。しかし、サッカーは90分でありこのまま終わるほど甘くはない。今の鹿島が1-0でゲームを終わらせることは不可能であると確信していた。案の定、柏はトップに木下を投入し収まり所を作ってきた。私はこの投入はあろうがなかろうとサッカーはハーフタイムがあるので良くも悪くも前半の流れは断ち切られる。それにもかかわらず追加点が奪えない危機感をもつ選手は見えないように思えた。むしろ、自分たち前半の出来に酔うとまでも言わないが悪い意味での余裕がでていた嫌な予感しかしなかった。前半の流れがなくなり、木下の投入で徐々に柏に流れが傾むいていったが、同点弾までも鹿島にもチャンスがあったがポストに嫌われ、65分ついに同点弾を叩き込まれる。ここからは逆転されるのも時間の問題でいつ失点してもおかしくない。このまま同点で終わることがきでればラッキーぐらいにしか思えなかった。72分にPKを取られ終わったかと思えばうちには早川がおりコースを読み切りマテウスサヴィオのキックは枠外に飛んでいった。まだツキが残っいる。ただ、木下にロングボールを当ててきてどんどんラインが下げられおもしろいように押し込まれてい何もできなくなっていた。中2日で師岡以外は前節と変わらないスタメン。ガス欠になることは目に見えていた。前半と変わる戦況に戸惑う選手たちが立ちすくんでいた。そこで流れを変えるのが監督の仕事でありそのために選手交代がある。失点前にチャブリッチ、土居そして失点してからは樋口を投入したがチャブリッチは諸刃の剣でボールの失い方が悪く、土居・樋口もボールが収まらない。優磨はすでにヘロヘロで前線の機能性が上がることはなかった。終了間際に頼むから同点で終わってくれと念じていたが、早川と優磨そしてチャブリッチとJ1では頭が抜きん出ている鹿島のスターたちがまたもやゴールキックから10秒足らずでゴールを奪って見せた。今回は濃野も絡んでいるがやはりこの3人のおかげだろう。監督は功績はヘロヘロの優磨を残したぐらいで個の能力で負け試合で勝ち試合にしてくれた。優磨からチャブリッチのホットラインがまたも開通した。本来であれば、前半もしくは後半に追加点を奪いゲームを終わらせ優磨を下げて極力体力の消耗を避けるべきであるが最後の最後まで優磨だよりでフル出場させてしまった。次節まで中5日あるがケガには気をつけてもらいたい。
勝ちこそしたが早川と優磨、チャブリッチ様様であった。
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