鹿島対FC東京

3週間空いて久々の公式戦。先制点、追加点が取れたのはよかったし1点返されてバタバタしたものの、なんとか勝ちきれた。FC東京は思ったより強くなくもっと点が取れたと思う。内容的には押しているのにどこか危なかしくハラハラさせられた。前半、守備面は相手に好きにボールを回させずプレスが効いていた。ただ、取ったあとのパスの精度が悪くあまり良いカウンターはできていなかった。それでも何度かチャンスを作り出していた。その中の一つでも決めていればもっと楽なゲーム運びができたがなかなか決めきれなかった。特に土居は一つは決めるべきだった。それでも前半終了間際にフリーキックからカイキがヘッドで先制。流れの中から奪えはしなかったが前半のうちにセットプレーで先制できたのは大きかっった。カイキは派手なプレーはしないが少ない出場時間のわりには結果を出していると私は思う。前半は久しぶりの試合で凡ミスが多かった。特にディフェンスラインの関川以外はちょこちょこ危ない場面があった。それでも前半を1-0で折り返せたのは上出来だ。FC東京は最近調子が悪くアダイウトンの個人技、永井のスピードでの裏抜けぐらいしか怖くなかった。後半に入っても大きく流れは変わることなくこちらがいいカウンターを繰り出すものの外す展開が続く。後半最初のチャンスをアラーノのシュートは真正面。あれぐらいのチャンスをサラッと決めるとも少し得点数も伸びるし印象のグッとよくなるのだがここでしっかり外すのがアラーノだ。それでも65分に上田が冷静に2点目を叩き込んだ。これで3試合連続のゴールだ。上田は先発すればほとんど決めている印象がある。これでほぼ試合は決まった。しかし、10分後に失点しまう。終始鹿島が主導権をにぎっていたが2点リードしていて1点返されると途端に嫌な雰囲気になるのがサッカーだ。3点とっていないからこうなってしまう。ここからFC東京に勢いが出始めた。鹿島も3点目がほしいので攻めにでる。そうなるとオープンな展開になりスペースができる。するとピンチのチャンスが増える。相馬さんは75分から荒木を出す予定だったみたいだが状況を見ながらもっと早く出して試合を決めに行くべきだったし、むしろ天皇杯に向けてもう少し長い時間出場させて実戦感覚を取り戻すべきだった。采配が予定調和すぎる。この試合は相手の調子が悪く勝つことができたが采配によってはもっと楽に勝てると思う。それでも今日の采配で良いと思ったのは上田と染野の2トップが見れたことだ。天皇杯に向けては上田をフル出場させずに下げてもよかったがこの2トップを試したの個人的にはワクワクした。2トップは2人の連携や阿吽の呼吸が必要でまだまだ噛み合っていなかったし、荒木がサイドになることでいつもの荒木の良さが出にくくなっていたが個人的にはこれからもこの2トップは続けてほしい。染野のほうが足元の技術は上で器用だと思うしボールを収まるはずだ。上田には裏抜けをどんどん狙ってほしい。エヴェラウドが出場停止だったから染野を入れたのだと思うが今シーズはエヴェラウドは外してほしい。途中からの和泉はあまりにインパクトが薄い。途中からなら松村が見たかった。レオシルバはスタメンからも途中からでも使えないことがわかった。ディフェンスが軽すぎるしヒヤヒヤする場面が多すぎる。本当に永木が見たい。今日のスタメンをどういう意図で組んだのかはわからないが天皇杯を睨んでの采配だと考えるのならもっと早くに試合を決めてできることが多くあったはずだ。川崎戦のスタメンのメンバーに適度の出場機会を与えることだ。だが結果的にギリギリの試合になってしまって交代枠を一枚余らせてしまった。なんならもっと割り切ってもよかった。ところがギリギリの試合で一番中途半端になってしまった。何人かは川崎戦にフル出場で中3日で挑むことになる。川崎戦には万全の状態で挑んでほしい。川崎戦はあまり期待できないがどんな結果になろうと最後まで見届けようと思う。

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