ルヴァンカップ鹿島対鳥栖

このゲームを見て一番感じたのがいいボランチがいないと試合には勝てないということだ。だからMVPは私的には白崎だ。常に良いポジションにいてテンポよくボールが回る。これこそボランチの仕事である。この前の清水戦はこれが全くできていなかった。しかし、これは組み合わせの問題もあると思う。ただ、三竿の調子は悪すぎる。何があったのだろうか。精神的支柱でもある三竿には早急に調子をあげてほしい。話は変わるが、この4年国内タイトルが取れてないのはボランチが原因だと私は思っている。三竿とレオシルバはボール奪取力はピカイチだがゲームメイクやスルーパスがうまくない。というか出そうともしていない。そのことを白崎を見ていて感じた。2016年までは柴崎と小笠原のコンビでスルーパスをよく見ていたが2017年からはほぼ皆無といってよい。ということは国内タイトルをとるにはゲームメイクにすぐれ、スルーパスを出せるタイプのボランチが必要ということだ。といっても、鹿島は2018年にACLで優勝している。これは大会の質に違いでACLではどちらかというと強度が求められるのだろう。とすると。大会によって選手を使いわかればいい話だ。これは、三竿とレオシルバを否定しているわけではなく組み合わせの問題で守備タイプのボランチとゲームメイカーのボランチを組み合わせてほしい。そのためのピトゥカだろう。正直もっとはやくボランチの補強はしてほしかった。柴崎が移籍して小笠原がサブになってから展開力やパスワークの崩しのレベルは下がっている気がする。上田綺世がいい動き出しをしてもなかなかいいパスがこない。これはもったいない。いいパスを出せるパサーがボランチにいればもっとゴールを奪えるだろう。話をルヴァンカップに戻して白崎や遠藤のおかげでパスは回るようになったが最後のフィニッシュの場面ではどのように崩すかの意図があまり伝わってこなかった。上田とエヴェラウドがいればクロスでいいがこのゲームに上田はおらずエヴェラウドもサイドに流れてペナルティエリア内にいないことも少なくなかった。となると、クロスをいれても跳ね返されるだけだ。といっても一点目はクロスからエヴェラウドがゴールを決めてるが。ただクロス以外にもバリーションももっておいた方が良い。エヴェラウドの話をさせてもらうとゴールを奪ったがコンディションはまだまだで体が重そうだ。アラーノもそうだがこの時期のブラジル人は調子がよくない。しかし、川崎のレアンドロダミアンは調子がいいので負けていては困る。そして、私的にはエヴェラウドは調子がよくてもポストプレーはあまり得意ではないと思う。だから、左サイドで前向きにプレーさせた方が相手にとっても怖いはずだ。2列目から中に入ってくるほうがマークしづらいと思う。カットインからのシュートも魅力的だ。このゲームの収穫は勝利したうえで和泉や遠藤などが使えることがわかったことだ。だが、サブ中心の鳥栖に勝てはしたがPKを決められていたらどうなるかわからなかった。和泉は去年の名古屋戦でもPKを与えていたので本当に気をつけてほしい。染野は冷静でトラップからシュートまでの一連の動作に無駄がなかった。決めて当たり前の場面だが当たり前のことを当たり前にできてよかった。今シーズン初ゴールおめでとう。松村にはもっと仕掛けさせてあげる場面とをチームとして作ってあげてほしい。

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