鹿島VSファジアーノ岡山

何が何でも勝つために序盤からガツガツと攻めていたが、ここ2試合リーグ戦で勝利がないためかどこか余裕とというか遊び心がなくバタバタしている印象を受けた。時折テンポの良いパスワークもあったが、夏の試合とは思えないようなぐらいのエンジン全開でたしかに体はみんな動いていたが、メンタルは勝利への焦りで追い詰められてように見えた。絶対に先制点を取らないといけないぐらい飛ばしていたが前半15分までには取れでいた。今日も嫌な流れかなと思っていたが、前半18分に我らがエースの優磨がさすがのラインブレクできっちりと先制点をもぎ取った。小池が2列目で潤滑油となり、濃野がスタメンから右SBで入ることで攻撃が活性化された。先制点を奪う子とでみんながホッとするのが手に取るように伝わり水を得た魚のようにさらにみんな運動量が増えたように見えた。今日は前半に失点することなく終え、勝利が期待できた。しかし、そうは問屋が卸さなかった。後半立ち上がりに5分にルカオのクロスに江坂の同点弾。その約10分後に神谷の逆点弾。どちらもゴラッソでそこまでDFやキーパーを攻める気にはなれない。たしかにルカオのプレスは厳しくなかったし、神谷へのプレスはいけなかった。ルカオのクロスにエリア入って来たのは江坂だけそこにピンポイントにクロスが入りあのコースにシュートがいくことな滅多にない。また、神谷のゴール場面も1試合に1回あるかどうかであの状況であのシュートがいくこと自体相手を褒めるしかないのでないか。それが立て続けに起こったのは不運としかいいようがない。だからこそ、あの状況になる前にルカオにはクロスを上げさせるべきではなかったし、エースの江坂をフリーにさせるべきでなかった。また、神谷には1歩でも近くプレスをかけシュートコースを切るべきだった。シュート本数も枠内シュートも鹿島は岡山の倍であるし、ゴール期待値も鹿島は1.99で岡山は0.53となっており、データ的には勝つための試合ができている。何が言いたいかというと内容は悪くないし、優勝を諦めるには早すぎるので今回の試合は運が悪かったと切り替えること。また、基本に立ち返りシュートコースを消すことやクロスを簡単に上げさせないといったことを徹底的にやり続けるほかないのではないか。そう思うことでしかこのモヤモヤを私は消化できない。今日のゲームは選手やサポーターには精神的にきついが負けたという現実とデータ的には悪くないという事実を受け入れて前に進んでほしい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました