手痛い3連敗で4戦勝利なし、長年みている人からするとやる前からなんとなく結果がわかるような気がしないでもない。どうしても負けた試合は失点シーンを振り返ってしまう。まず1点目は、前半最後のコーナーキック。どんな形であれこの時間帯にやられるのは絶対にアカン。鹿島は今シーズン、コーナーはゾーンディであるが個人的にはマンツーマンのほうが好き。今日やられたようにマンツーマンでニア気味のボールを先に触られるシーンが多い印象。ここは大きな修正ポイントな気がする。次に2点目の失点シーン。久しぶりにボランチでのスタメンの知念の個人的なミスであるが、このミスを差し引いても今日のパフォーマンスは悪くなかった。むしろなぜスタメンではなかったのかがわからない。話を戻して、こういうミスからのショートカウンター・失点をなくすためにもやはりここのゾーンでのつなぎは放棄するべきだと思っていた。いやしかし、夏場の鹿島の失速はもはや風物詩にすらなりつつある。理由はつなぐサッカーをしておらず、スタミナ切れを起こしやすくなっているからである。毎年同じことの繰り返しになってきている。ではどうするか、つなぐサッカーができるようになるまで毛結果にかかわらず徹底的に試合ではつなぐサッカーに終始する、もちろん取られるリスクはあるが完成させるためには仕方ないと割り切る。もうひとつは、5人の交代枠を生かし、選手層で乗り切る。もちろん、その場その場での選手の判断により蹴るかつなぐかは変わってくる。しかし、チームとしてのリスクマネジメントで蹴るなら蹴る、つなぐならつなぐで意思統一しておいたほうがみんなが同じ方向に進める。ここの細かいマネジメントや意思統一はフロントと監督で話し合っているのだろうか。個人的には、蹴るほうが鹿島には合っているが、毎年毎年夏場での失速しているところをみるとここを改善しないと優勝できない。失速しないための選手層は確保できていたが、けが人が多発し、スタメン選手とサブの選手のクオリティーが担保できなくなってしまった。と考えると鹿島は選手層で乗り切る+鬼木さん手腕で鹿島イズムと川崎でのポゼッションスタイルのエッセンスの融合での両方でのアプローチをしていると私は見ている。それでも私は、練習ではとめる・蹴るを徹底的に鍛えるが、試合ではある程度蹴る方向でいってほしい。攻撃シーンでも前線に3枚いてクロス待ちでも地上でパスをつなごうとしてカウンターを食らう場面が多い。守備・攻撃面どちらでもデメリットが出ていて、つなぐことが手段ではなく目的となっている。もっとチームとしての約束事を増やしたほうが良い。夏の失速に対してどうしていくのかを考えていかないと同じことの繰り返しにしかならない。この問題に対してどう向き合っていくのかそろそろ本気で考えていかないといけないが、フロント・監督としてもここまで多くけが人がいるとしんどいのもわかる。特に攻撃ポジションでは徳田・師岡、守備ポジションでは関川・安西が今シーズン帰ってこれなくほどの怪我を前半戦でするとは不運としかいいようがない。
鹿島vs川崎フロンターレ 夏場の失速をどうするのか問題

コメント