他チーム分析 浦和レッズ編

昨シーズン、リカルド・ロドリゲス監督を招聘し、1年目で天皇杯を獲り、リーグ戦は6位でのフィニッシュ。新監督1年目でタイトルをところを見るとロドリゲス監督をとても優秀なのかもしれない。ただ、ロドリゲスのサッカーの浸透度はまだまだだろう。昨年の11月の試合では浦和に好きにビルドアップさせず、スムーズなボール回しを見ることはなかった。今年はさらにブラッシュアップさせるためにJ2から有望株を引き抜いた。その中にはJ2に降格した徳島から岩尾も含まれており、リカルド・ロドリゲスのサッカーをよく知る選手を加入させることで浸透度のクオリティーをよりアップさせようということが透けて見える。巷でも今年の浦和はとても評価されているが、私はそうは思わない。世代交代のために槙野や宇賀神が退団し多くの新戦力が加わった。個人的にはミシャ時代の選手がいなくなり敵ながら少し寂しくもある。この2年での選手の入れ替わりが激しく今年で所属3年目を迎える選手は数人しかいない。そのうえで新しいサッカーに取り組まなくてはならないので連携の部分は拙い。また、個の部分でも新戦力の多くは新卒もしくはJ2から獲得した選手でJ1ではもちろん実績がなく未知数であり計算できる戦力ではない。鹿島からは犬飼が移籍したが、犬飼は得点力がりとてもいい選手ではあるがたまにする大きなポカが痛かった。優勝できるCBのレベルではない。采配の面でも疑問がある。天皇杯の決勝でリカルド監督は72分でユンカーを下げ宇賀神を投入した。これは戦術的交代というよりもこの試合を最後に退団する宇賀神への温情に感じた。結果的には勝ったが案の定終了間際に同点に追いつかれている。勝負に徹することを考えるとこの交代はしないはずだ。このように総合的に考えると5位がいいところというのが私の見立てである。

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