ルヴァンカップ鹿島対札幌

相馬体制になってから2試合連続のクリーンシート。すばらしい。攻守の両面でまだまだ課題はあるがスタメン10人入れ替えて3-0と最高の結果を手にすることができた。これでグループステージ突破に大きく前進し、残りの予選3試合を若手やピトゥカ、カイキを試したり、コロナに罹ってしまったであろうエヴェラウド、アラーノの調整に使ったりすることができる。普段試合に出てない選手で勝つことができてチームの雰囲気は良くなり週末のリーグ戦に弾みをつけることができた。これで主力も負けじと結果を出せば良い循環ができてチームがさらに一体となって強くなっていくはずだ。とはいっても結果だけをみると良いが内容はまだまだだ。このゲームでは序盤から激しいプレスでボールを奪い取り何度も相手陣地に攻めることができていた。しかし、最後の場面で工夫がなく単調な攻めが目立っていた。正直あまりゴールの匂いがしなかった。前半から飛ばしていたのでいい流れの間に点を奪わなければどんどん流れが相手にいってしまうなと感じていた。前半30分を過ぎてそろそろ点がほしいというときに松村が相手にプレスをかけ相手DFがキーパーに戻したところに2度追いしてキーパーのトラップが大きくなったところをスピードでぶっちぎりゴールに流し込んだ。めちゃくちゃ泥臭いゴールだが嫌な流れを断ち切るゴールであった。その直前に裏を取られて相手がキーパーとの1対1を外してくれたおかげで先制に成功した。ここで先に取られていたらどうなっていたかわからない。このゲームでは運がいいと思う場面が多くあり監督が代わりいい運が巡ってきたのかもしれない。1-0になり一度落ち着くのかと思いきや続けて、前からプレスかけていた。私はスタミナが持つのかということ、ボールを奪うためにコンパクトなハイラインでの守備により裏を取られやすいことが心配になっていた。私の心配とは裏腹にこの戦術が功を奏する。相手陣地にほとんど選手が入りこみ遠藤が染野にクロスを送りそのクリアボールを荒木がトラップしそのままシュートでゴール。多くの選手を攻撃に投入することで相手のクリアボール拾いやすくなる。これをペナルティエリア内ですることができた。荒木は前のゲームでフル出場したあと中2日でスタメン。なかなかハードで前半からボールが足についていなくていつもよりボールロストが多かった。しかし、きちっと結果を出すところが物が違う。相手クリアをいとも簡単そうにトラップしていたがけっこう難しいはずだ。シュートもキーパーが届かないコースに低く抑えていた。荒木は本当に技術が高い。順調にエースになりつつある。過密日程でスタミナが心配だがいい意味でサボる方法を身につけていってほしい。前半を2-0で折り返し無理に攻める必要がなくなった。ある程度引いて守ってもいいところだが前半からの守備を続けていた。私はミドルブロックでの守備でいいと思った。一度落ち着いて守ってもいいと思ったが相馬さんは攻める姿勢を崩さなかった。手を緩めることなくどんどんプレスをかけていく。ボールを奪いすぐさま松村に永木がスルーパス、キムミンテが両手を使って倒しレッドカードでPK。しかし、染野が外した。染野は最近決定機をフイにすることが多い。前半13分もせめてシュートを枠に入れてほしかった。染野はもう少し時間がかかりそうだ。このあとに関川がコーナーからの流れでキーパーに倒されてPKを獲得。ルヴァンではVARがなくてあえて関川はそれを利用した。明らかにPKを貰いに行っていた。VARがあればシュミレーションでイエローカードをもらっていたかもしれない。PKを獲得したあとに関川がニヤニヤしていたのは印象が悪い。ただ、ずる賢い選手が鹿島にいて頼もしいと私は思った。このPKを白崎をきっちり決めて3-0。そして、相手が10人となった。鹿島は足がつった林を町田に変えた。林はプロ初スタメンで派手なプレーはなかった。地味ではあるが堅実にプレーし見事無失点に抑えた。結果を出したといえる。最後の交代で広瀬を三竿、松村を須藤に変えた。同時に小泉を右SBに入れた。3-0で相手が10人と勝利が濃厚なところで三竿を出す必要はないと思う。無失点で締めたい気持ちは理解できるがここは舩橋を出してあげてほしかった。このセーフティーなゲームの終盤で出れないのメンタル的にきつい。相馬さんもどちらかというとプレーメーカーよりも潰し屋のルンバタイプのボランチを好むのかもしれない。となると、舩橋を監督交代による影響を受けやすいかもしれない。個人的に舩橋を推しているので悲しい。しかしチャンスは必ず訪れるので虎視眈々と狙っていてほしい。チームとしてはこれで完全に勢いがついた。この調子で神戸戦も勝ってほしい。次は主力組の出番である!

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